ただフラットに存在することが、マインドフルネスのトレーニングになる。

呼吸に集中しなくても、他のものに集中しなくても、特別なことをしなくても、ただ、特別なことをしないというだけで、それがマインドフルネスの訓練になるという場合がある。

「ただフラットに存在する」とは

低次元の「ただ存在する」は、今ここにあらず、思考に満たされている状態だ。

高次元の「ただ存在する」は、今ここにいて、思考や感覚を認知できている状態だ。

この状態にまでたどり着くと、座りながらの瞑想のトレーニングよりも、世界に存在すること自体がマインドフルネスを高めてくれる。

座るだけが瞑想じゃない

ちなみにマインドフルネスの本を書いている人でも、座りながらのフォーマルな瞑想をしないという人もいる。

禅を実践しているお寺の人でも、いったん座禅の基本を身につけると、あとは意識しなくても座禅的なバランスの取れた状態でいられるらしい。

「いちど自転車に乗れると、それからずっと乗れる」みたいな感覚だろうか。

「ただフラットな状態」を言葉にするのはなかなか難しいが、言葉にするのが難しいところに、マインドフルネスの本質はあると思う。

瞑想の腕が上達してきたら、あえて世界に飛び込んで、存在すること自体を楽しんでみても良いかもしれない。