マインドフルネスには中心なんて存在しないのかもしれない。

僕がマインドフルネスの中心を探そうとしていた。絶対的にぶれない軸のようなものを。その中心さえ見つかれば、もっとマインドフルネスは上手に運ぶような気がしていた。だけどその軸はずっと見つからないままだ。

そして思った。これだけ探しても見つからないということは、本当は軸なんて存在しないのかもしれない。なぜなら、軸を見つけようとするのは止まる行為だ。動かないものは何も存在しない。動いているものの中にだけマインドフルネスは存在する。だから動きを止めて軸を見つけようとしても見つからない。

これは脳の機能的に言っても納得がいく。どうやら脳の働きには中心が存在しないらしい。これはものすごくザックリとした理解だが、脳の各部位を統括しているような中央センターは無いらしい。全ての働きの統合として意識というものが生み出されているそうな。マインドフルネスも同じなんじゃないだろうか。動きはあるけれど中心はない。

それならば、中心を探し出そうとする努力自体をやめてしまえば良い。そんなものは最初から存在しないかもしれないのだから。

もし中心があるとしたら、それは様々な動きの連鎖が生み出すものだ。意識が収縮と緊張、集中と拡散を繰り返して、周回活動をする中で浮かび上がるもの。だから動きを止めるな。円を描かせたままにしておけ。マインドフルネスは動きの中にある。