目を閉じれば世界が消える

世界は消えて、自分だけになる。

最初は存在せず、今存在しているもの。今存在していて、元からは無かったもの。

世界を作り出しているものが、自分自身であることに気付く。未来を作り出しているのも、過去を作り出しているのも、現実を作り出しているのも。

「これは現実逃避だろうか?」と考える。「やはり現実は存在するんじゃないだろうか」と。そして次の瞬間「現実逃避だろうか?」と考えた、その自分自身に気付く。働きが現実を生み出している。「現実が存在するんじゃないか」と考える自分が現実を生み出している。

こうやって世界の働きを見抜くたび、現実と自己の区別は曖昧になってゆく。

世界が消えれば、自分も消える。世界と自分の区別がなくなる。そして世界は自分になる。