瞑想中級者は「呼吸」よりも「気」に意識を向けなさい

呼吸に意識を向けるのは、瞑想の基本にして真髄だ。

だけど僕は、ちょっとだけ何かが違う気がしてきた。呼吸は瞑想の役に立つ。だけどなにかすごく限定的というか、狭い感じがしていた。

もう少し広い感覚が良い。体全体の感覚に意識を向けるのが好きだった。かと言って、呼吸は相変わらず中心にある。だから呼吸を完全に手放すわけでもない。

なんとなく「呼吸を中心とした、体全体の感覚」の有機的な働き全体をとらえるのが良いという気がしていた。

「気」という言葉があった

だがこれは、「気」と呼ばれるものなんじゃないかと思った。その時読んでいたのがヨガの本だったので、そこでは「プラーナ」という呼び方がされていたけれど。

「気」というとなにか非科学的な、超常現象的な響きを帯びている。だけどこれは要するに、体の一部だけに限定されない、トータルな働きのことを呼ぶんじゃないだろうかと思った。

この「気」という名前によって、瞑想におけるバランシングの本質が明らかになったように思う。

これからは「呼吸を中心とした体全体の有機的な働き」を「気」の一言で表すことができる。なんと便利な言葉じゃないだろうか。