頭の中の門番

頭の中に門番がいる。

そいつに見つからないようにゲームをする。

脳の中の「追求モード」をうまくやりすごす。

「あ、あそこに門番が歩いてる」

と分かることがある。僕は最近。

門番を見つけたら、さっと壁に隠れる。そんなイメージで過ごしている。

まあ、こいつがなかなかすばしっこくて、気づかないうちに、つかまっていたりするんだけど。

つかまるたびに逃げる。

またつかまる。なのでまた逃げる。そしてやり過ごす。その繰り返し。

なんどの試合を繰り返すだろう。だけどだんだんと相手のやり口も分かってくる。門番は案外単純だ。そもそもうまく壁に隠れて見つからなければ、捕まることもない。

僕らのゲームの腕は上達するが、門番といえば、自動スクリプトで動いているだけだ。コンピューター対プレイヤー。僕らの勝ちは見えている。

そして僕らは優雅に日常を過ごす。