瞑想はチームプレイ

自分ひとりの中に色々なメンバーがいて、それぞれの仕事をしている。自分がフィールドで、チームがそこでゲームをする。

呼吸や、体の働きや、自律神経や、意識や、思考や、イメージや、視覚や、聴覚や、嗅覚。それぞれが別の要素や、機能を持っている。

もし、その中で困っているメンバーがいたら、他のメンバーで手を取って助けてやる。

たとえば体の中で脚が辛さを感じていたら、呼吸と意識とで、優しく扱ってみること。トリートメントを試みる。

まずは状況把握。彼の感覚を理解する。そしてチームが彼に対して、なにか悪い働きをしていないかを確かめる。しているようなら、それをやめる。彼の努力に対してサポートをおこなう。

自分ひとつのなかで、チームメンバーが互いにコミニュケーションし合っている。脳の機能や、体の機能同士がコミニュケートし合って、自分という統合的なゲームを作り出している。

だから、自分ひとつの中のチームが協力して働けば、チーム運営はうまく行く。自分はじつは、自分ひとりじゃない。メンバーが集まったチームだ。

数千万回のマオンドフルネス

たとえ数千万回でも、呼吸に戻ってこよう。

そして数千万回、呼吸を手放そう。

ずっと手元にとどめることは出来ない。

いちと手放して、帰りを待つ。

瞑想はキャッチボール

苦しさはボール、呼吸はミットだ。

ちゃんとボールの動きを見て受け止めれば、なんのことはない。

良いキャッチャーはボールの扱いがうまい。

人間と瞑想の違い

  • 人間はオンにし続ける、瞑想はオフにし続ける。
  • 人間は得続ける、瞑想は捨て続ける。
  • 人間は大きくなろうとする、瞑想は小さくなろうとする
  • 人間は厚くなろうとする、瞑想は薄くなろうとする。
  • 人間は意味を求める、瞑想は意味を委ねる。
  • 人間は頭の中に存在する、瞑想は体の中に存在する。
  • 人間は存在しようとする、瞑想は存在しようとしない。

人間と瞑想はまったく逆の方向を向いている。

呼吸は二種類ある

呼吸は大きく分けて、二種類ある。

吸うときと、吐くときだ。

僕らはこれを「呼吸」とひとくくりに認識しているが、お互いにけっこう性格が違う。

違うようでいて、お互いに連なり合っており、ひとつのものでもある。兄弟のようであって、友だちのようであり、月と太陽のようなもの。

そして呼吸は往復運動を繰り返している。

この二つの関係性に気づけると、呼吸との付き合い方がもっとうまくなれる気がする。

 

呼吸は芸術品

たとえば芸術品は、角度や位置が1mm違うだけで、観客にまったく違ったメッセージを伝える。

僕らの呼吸も、芸術品と同じよう、ニュアンスブルだ。だから同じように、芸術品みたいに扱ってみる。

一番大事なのは、本質をつかまえている、その状態。けれども逆に、ディティールにこだわってこだわりすぎるということはない。

コンマ1秒1秒の世界で、美しさは作り上げられる。無駄なものはひとつもなく、無駄な動きもひとつもない。

呼吸は芸術品。

 

タッチ・ブレス・リターン

今に戻ってきたいのに、戻ってこられないことがある。

そんな時は、いちど間に呼吸を挟む必要があるのだと気付いた。

  • 今にいないことに気付く
  • 呼吸や身体感覚に気付く
  • 今に戻ってくる

タッチ・ブレス・リターン

川を渡るのに橋が必要なように、狩をするのに槍が必要なように、プリンを食べるのにスプーンが必要なように、プログラミングをするのにキーボードが必要なように、今に戻ってくるには呼吸が必要みたいだ。

現在過去未来の能力値

僕らは過去を振り返り、未来を描く訓練をひたすらし続けてきた。だけど今に存在する訓練は全くと言って良いほど受けていない。

  • 過去を振り返る能力 100
  • 現在に存在する能力 1
  • 未来を思い描く能力 100

こんな感じ。さすがにアンバランスじゃないだろうか。これじゃ魔王に勝てない。

マインドフルネスはこの、凹んだ能力を伸ばすトレーニングだ。

 

猫が虎に変わる時

自分の中の生き物が怒る時。猫が虎になる時。

無理矢理に落ち着かせることは出来ない。怒るままにさせておくのがいい。

怒りが自分だという錯覚があると、コントロールしたくなる。

だけど猫は尻尾を向けるだろう。「余計はお世話だ」って。

猫が虎に変わる時。自由なままにさせておけ。

何も加えず、何も引かずに。

呼吸は生き物

呼吸するのは、僕らじゃない。生き物だ。

僕らは生き物に、ただ優しくするだけで良い。

眠りを妨げず、息を妨げない。ただ見つめるだけ。